告白

映画化もされた話題作。
もともとは第1章に当たる部分が短編の新人賞を受賞ということで、1章できっちりと結末のあるミステリに仕上がっている。
いや、むしろその先が必要だったのかなー、って思わせちゃうほど。
映画の方が観てみたいな。

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

蒼林堂古書店へようこそ

以前ミクシイのレビューにも書いた記憶があるから割愛。
良い作品でした。

蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)

蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)

攪乱者

政府転覆を目指すテロ組織の一員。
彼らに与えられる任務は、「スーパーの果物売り場にレモンを置いてくる」など、一見奇妙なものばかり。
檸檬」にはじまり「舞姫」に終わる。
古典の名作から各話の題をとった連作短編集。
最後の3話のジェットコースターのような展開は神。

攪乱者 (ジョイ・ノベルス)

攪乱者 (ジョイ・ノベルス)

博士の本棚

作家さんの書く読書エッセイで今まで面白くなかった物に会ったことが無い。

博士の本棚 (新潮文庫)

博士の本棚 (新潮文庫)

書物法廷

どんな本でも入手する「書物狩人」シリーズ第3弾。
1、2弾とばして読んじゃった…。

書物法廷 (講談社ノベルス)

書物法廷 (講談社ノベルス)

ふたつめの月

近藤史恵はとても丁寧に人の嫌な部分を描く。
人の行為や気持ちは常に二面性を持っていて、利己的であるように見えて利他的でもあるし、その逆もまたしかり。
偽悪的であり、偽善的でもある。
それを分っている年長者と、まだ理解できない若者の組み合わせが物語をかたちづくる。

ふたつめの月 (文春文庫)

ふたつめの月 (文春文庫)