2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

渋滞学

以前、どこかのテレビで渋滞の生まれる仕組みを解説していた。 その時の映像が面白くて心に残っていたところ、この本を図書館で見つけた。 そうしたら、まさにテレビで放映した画像を紹介していて、 どうやら著者がその番組に協力をしていたようである。 自…

数の論理

数学の魅力の一つに、解説を理解できた時の嬉しさというものがあると思います。 ところが逆に、理解しがたかったりすればそれはまた典型的な数学嫌いを生みだす元にもなってしまいます。 僕は高校大学と文系一筋だったおかげで、難しい数式を読み解く力はあ…

カーテン

副題は「ポワロ最後の事件」。 アガサ・クリスティーの生み出した偉大な名探偵エルキュール・ポワロのシリーズの最後の事件です。 他人を心理的に操り、殺人を犯させることで自分は容疑の圏外に置かれるという完全犯罪を行う犯人が登場する。ポワロは犯人を…

ジャンピング・ジェニイ

「毒入りチョコレート事件」で有名なバークリーの作品。 探偵役はおんなじロジャー・シェリンガム。 周囲の人からとことん嫌われている女の首つり死体が見つかった。 シェリンガムは殺人だと見抜くが、こんな女のために犯人が殺人罪に問われるのはかわいそう…

釣銭

よく、100円未満の端数を支払ってお釣りをちょうどもらうようにする払い方ってしますよね。 いくらだったか正確には覚えていないんですが、仮に3726円としましょう。それだけお食事されたお客さんがいたんです。その方がレジに来て5016円置いてき…

「分りやすい話し方」の技術

とりあえず、著者である吉田たかよしの経歴が異色すぎます。 NHKアナウンサー→代議士秘書→医師って、どんだけの才能を持っているんでしょうか、この人は。 この本では、話が相手に伝わらない原因を分析し15の項目に分けて、一つ一つへの対処法を紹介し…

日曜哲学クラブ

これをミステリと呼ぶのも不思議な気分がします。 死体は出てくるし、主人公は探偵活動をする。 けれども、それ以外のパートが大きすぎる。 主人公のイザベルは哲学誌の編集者。そのためか、とにかく日がな色々と考えてばかり。おかげさまでストーリーの進み…

STAR SALAD 星の玉子さま2

うーん、1の方が面白かったなぁ。 シャーロック・ホームズは「見るだけではダメだ、観察しなくては」と言う。 では、観察したらその後には? 考察しなければならない。 観察→「なぜ?どうして?」この流れが学問だ。 この学問の仕組みにどの段階で気づける…

コーパスへの道

デニス・ルヘインの短編集。 海外小説って評価の基準が難しいなあ、と改めて感じてます。リアリティを求めるわけではないけれども、リアルかどうかという判断すらできないし、おしなべて言えばその国の文化をある程度わからないと何とも評価しづらいなあとい…

失われた町

新年早々、仕事が忙しい!!! 不況じゃないんですか?ファミレスで食事する金はあるんですか?むしろ不況だからこそのファミレスですか?そうですか。 ということで、朝から夜遅くまで休憩なしの14時間ぶっ通しで立ち仕事をしてきた身としては、読んだ本…

1年2カ月ぶりに

読書日記、再開したいと思います。 仕事が忙しいことを言い訳にサッパリ更新を止めていましたが、ひさびさにまた書こうかなあと。相変わらず、僕がファミレスで働いているという事実はあれど、それがこのブログの内容に何にも影響を及ぼしていないということ…