クジラの彼

有川浩の短編集。
自衛隊ブコメ」シリーズらしい。
著者があとがきでいう通りベタ甘なんだけれど、
有川浩の恋愛小説の基本は、どうやら「気付き」のようです。

相手の何気ない仕草や行為に気付き魅かれる。
お互いに気付き合える環境がよりお互いを結び付けていく。

このベタ甘ッぷりは羨ましいの一言ですなあ。

クジラの彼 (角川文庫)

クジラの彼 (角川文庫)

家日和

これもミクシイでレビュー書いたっけ。
幸せはどんな形でやってくるか分からないし、家族の絆なんていつ弱まったり強まったりするのかさっぱり分からないものだと思う。

家日和 (集英社文庫)

家日和 (集英社文庫)

狩人は都を駆ける

我孫子武丸は大好きな作家なんだけど、寡作すぎる。
もっと書いてほしいなあ。
ちなみに、「0の殺人」と「探偵映画」がお気に入りです。

狩人は都を駆ける (文春文庫)

狩人は都を駆ける (文春文庫)

6時間後に君は死ぬ

13階段」で江戸川乱歩賞を受賞した高野和明
なんていうか、不思議な雰囲気の作品の多い作家さんだと思う。
本格ミステリじゃあないし、ホラーやサスペンスの要素も強いけれどそれだけでもない。

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)

自分だけの一冊

作家の北村薫が「アンソロジーの楽しみ」と題してカルチャーセンターで行った講義の再録。
北村先生の講義、受けてみたいものです。

自分だけの一冊―北村薫のアンソロジー教室 (新潮新書)

自分だけの一冊―北村薫のアンソロジー教室 (新潮新書)

ジーキル博士とハイド氏

誰しもご存じの2重人格を扱った古典の名作。
初めて通して読んだけれども思ったよりも読みやすく感心。

ジーキル博士とハイド氏 (岩波文庫)

ジーキル博士とハイド氏 (岩波文庫)